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2021.11.24

アイブロウメニューをサロンで導入する前に知っておきたいこと【後編】


新型コロナ禍の影響を受けながら「目元のトータルビューティー」がトレンド化し、急成長を見せる”アイブロウ市場”。
そんな業界全体の流れをコロナ禍前からいち早くとらえ、アイブロウ技術のプロデュースを行う清水小夜香さんは、「パリジェンヌラッシュリフト」の生みの親でもあります。
今回の取材では、アイラッシュ業界の最前線で活躍される清水さんに、アイブロウ市場拡大の背景と展望、サロンでの導入メリットについて詳しくお伺いしました。

※パリジェンヌラッシュリフトとは、『次世代まつげパーマ』として高い人気を誇るアイラッシュ技術で、ミニモ内フリーワード検索マツパ部門において1位を獲得しています。

「眉毛美容が常識化される時代へ」急成長する市場の背景【前編】

 

パリジェンヌビューティーグループ
代表取締役社長 清水 小夜香様

印象的な目元が叶う「まつ毛エクステ」に感動したことをきっかけに目元美容に目覚め、国内に5店舗を展開するアイラッシュサロンのほか、米国アイラッシュブランドである『XTREME LASHES』の国内唯一の正規代理店になる。
世界に負けないアイラッシュ文化を日本で発展させるべく立ち上げた次世代印象まつ毛パーマ『Parisienne Lash Lift』では、コンプレックスを隠すことやトレンドを追うことばかりではなく、自らが持つ目元の美しさを引き出す技術を提唱。革新的なまでに美しい仕上がりは瞬く間に拡散し、アイ業界に新風を巻き起こす。
メイドインジャパンの革新的な技術や理論を発信しつつ、“本来の美しさを引き立てる”という美のコンセプトへの共感者の協力を得ながら事業を多角化。このコンセプトを基に美容サロンのブランド力向上に関わる事業としてアイブロウ講習やフェイスワックス講習、コスメブランド『Paris.』を新たに立ち上げる。目元美容家として、そして美容サロンの経営やブランディングにまつわる様々なトピックスに対応するスペシャリストとして、最前線にて精力的に活動を続けている。
現在は、目元だけにとどまらず、香りの価値を高めるべく『parisienne fragrance』を立ち上げ、香りの本場パリにも拠点を設ける。美容や香りを通してビューティー業界全体の未来を切り開いている。(株式会社IL 公式サイト)

会社沿革

2005年 株式会社LE’A創業
2011年 Le’a長岡店、上越店 オープン
2012年 Angels by Le’a オープン
2013年 白金台Le’a SECRET ROOM オープン
2014年 株式会社IL創業 XTREME LASHES 日本上陸、日本総代理店契約
2016年 TOPLE’A / Le’a Loves オープン
2017年 パリジェンヌラッシュリフト リリース
2018年 講習会スタート
2019年 パリジェンヌジュシィブロウ リリース
    パリジェンヌワックス リリース
2020年 パリスドット / e-CAMP リリース
2021年 パリオフィス オープン / パリジェンヌフレグランスリリース
    パリジェンヌブロウリフト リリース
    PARISBROW リリース

 

美容室やマツエクサロンでの導入について

ー今後、眉毛美容のニーズが高まるにつれて、導入を検討するサロンが増えると思いますが、アイブロウメニューは他の施術と同時に行えるのでしょうか?

同時並行で施術を行うというよりは、施術時間の一部を利用することは誰でも出来ます。
マツエクで例えると、マツエクの薬剤を置く間に、アイブロウを進めるようなイメージです。

さらにアイブロウの技術が上達してきたら、リスクがないか計算しながら、同時進行が出来るようになると思います。

 

技術習得・免許・資格について

―アイブロウの技術は習得しやすいのでしょうか?

上達するまでは難しいと思います。眉毛は1ミリ削るだけでも変になる可能性があり、技術者自身も最初は怖いですし。

技術を習得するまではじわじわと伸びますが、ある日を境に急激に伸び始めるので、早めにスタートすることをおすすめしています。

 
ーアイブロウを施術する時のリスクはありますか?

はい。技術者は必ず知識・技術・商材の3点をしっかり学ぶ必要があります。
例えば、肌に優しい薬剤を使っていても、その分肌に乗せる時間が長いと結局変わりませんよね。
技術だけでなく、正しい知識がないと重大なトラブルに繋がってしまいます。

お客様も技術者がそうした視点を持っているかチェックしながら選ぶのがいいと思います。

 
―施術を行うにあたって必要な資格はありますか?

眉毛を整えるにあたってカットを行う際にもハサミを使うので、美容師免許は必須です。

 
ーお客様がサロンを選ぶとき、「この人に任せたら安心だ」と判断できるような資格はありますか?

一般のお客様がサロンを選ぶ時の判断基準となるかどうかで答えると、アイブロウ市場自体が黎明期である状況も踏まえて、効力を発揮している資格はありません。
技術をチェックするなら、Instagramの投稿を見ると思うので、その技術者が持つ資格を調べるのが一番正確だと思います。

眉毛には世界共通のルールというものは存在しません。美容師さんも同じで、「どこの美容学校を卒業していれば必ず上手い」という基準はないですよね。
「この資格を持ってるからうまい」「この研修に出たからうまい」と考えるのではなく、いかに技術を追究して、上手い人を真似しながらセンスを磨き続けるかが重要です。

あとは私自身そうでしたが、アイブロウは難しい技術なので、複数のスクールで学びながら、いくつもの方法を知った上で自分のルールが確立していくという人もいます。

 

男性の眉毛美容について

―男性にもアイブロウの需要はあるのでしょうか?

あります。十数年前であれば男性が化粧水をつけることでさえ理解を得られなかったのですが、今では性別を問わずに美容へ興味を持つことが自然になりました。

私自身、サロン経営は17年目になりますが、新潟の店舗ではこれまで女性に限定させてもらっていたところ、この秋から男性の予約も受け付けることになりました。
もしかしたら2、3年前ならスタッフに反対されたかもしれませんが、世の中の流れとして自然ですよね。

 
―社会全体の男性美容に対する認識の変化とタイミングが重なったのですね。

そうですね。男性は普段メイクしない分、お手入れの仕方や道具などわからないことを素直に受け入れてくれるお客様が多い印象です。
もしかしたら女性以上に眉毛サロンにハマるかもしれませんね。
 

単価について

ー眉毛メニューの単価を教えてください。

相手の変化が起きた時に「価値」は上がるので、人の雰囲気を変える眉毛には、価値を上げる可能性はいくらでもあると思います。

日本ではまだまだ「眉毛はサロンで整えるもの」という認識がない分、技術者が技術を磨けば磨くほど価値を作れますが、最初の適正価格としては10分1000円以上が目安です。これはサロン経営の観点でも適正だと思います。

今後業界内には「眉毛を綺麗に出来る人」は増えても、「本当にその人に似合った眉毛を提案する人」はごく一部の上級者に限られます。

本当に似合う眉毛になると、顔が小さく見えるし、肌も綺麗に見えるようになるので、そうなれるなら例え2万円でも「払いたい!」と思えますよね。

 

新規リピート率について

―アイブロウメニューの新規リピート率を教えてください。

私の経営するサロンでは8年前からアイブロウメニューを提供しており、直近でニーズが大きく変わっていますが、大体8割程です。
「自分で整えるのは怖いのでサロンに任せたい」と考えるお客様がリピートしています。

 
―ヘア系だと一般的に30%と言われているので、かなり高いですね!

美容室は店舗数も多く、腕のあるお店を選び放題ですよね。

眉毛は失敗されてしまったら修正出来ないので、一度信頼を置いてもらえたら大きな強みになり、リピートに繋がると思います。

 
―サロン側のメリットとして、一度新規のお客様が付けば、安定的にリピートへ繋がるということですね。

そうですね。

今後、アイラッシュサロンでは「眉毛+パリジェンヌラッシュリフト」のセットメニューが当たり前になると考えています。
パリジェンヌラッシュリフトだけなら他サロンでも同じように施術出来てしまいますが、もし眉毛とセットで両方同時に任せられるようになれば、他サロンにはない強みになりますし、お客様にとっても嬉しいことですよね。

 
―ありがとうございます。今回はアイブロウメニューをサロンで導入する際に知っておきたい予備知識についてお伺いしました。

#最後までお読みいただきありがとうございました

 
「眉毛美容が常識化される時代へ」急成長する市場の背景【前編】」もぜひお読みください。

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