ミニモのサロン集客メディア

ミニモの集客
2022.06.09

すべての美容師が幸せに働ける場所。僕がサロンビレッジを作った理由【前編】


正社員・業務委託・フリーランス…シェアサロンオーナーが思う、それぞれの豊かな働き方って?

2021年にオープンした定額制手数料不要のシェアサロン『サロンビレッジ』。代表は、自身も美容師の山本豊さん。美容師をしながらシェアサロン経営を始めた背景には、美容師が幸せに働ける場所を作りたい思いがあったと言います。
 


はじめまして。シェアサロン『サロンビレッジ』代表で美容師の山本豊(やまもと・ゆたか)です。サロンビレッジは「美容師の美容師による美容師のためのシェアサロン」として、2021年にオープンしました。

美容師の僕がシェアサロンの代表となった理由は、自身の美容師とサロン経営のキャリアを通じて「頑張った人が報われる世界」「美容師が幸せに働ける場所」を作りたいと強く思ったからです。

僕は現在38歳で、美容師歴は約20年、うち経営者としては約10年のキャリアになります。
美容師になろうと決めたのは、中学生のときです。漠然と、人とは違う独自性ある人生を歩みたいと考えていたとき、世の中にカリスマ美容師ブームがおきて「カッコイイ!」と思ったのがきっかけです。その後、専門学校に進学して、土日はシャンプーボーイのアルバイトをしていました。

当時、僕には憧れの美容師がいました。都内有名美容室の代表を務められていた方なのですが、美容師としてはもちろん、経営者としても業界の第一線で活躍していて、とてもストイックで。自分もこんな美容師になりたいと思い、その憧れの美容室に入社しました。代表みたいな美容師になりたい一心だったので、早朝や深夜の練習も苦ではありませんでした。頑張れば成功すると信じていたからです。

仕事は楽しかったしやりがいも感じていましたが、寝不足もあってか心身に負荷がかかってしまい、入社1年目辺りから体調を崩し始め、辞めることになりました。僕は「自分の技術と頑張りが足りないからダメになるんだ」と思い、気持ちを新たに別の美容室へ就職しました。

次の店でしばらく順調に働いていましたが、ある日を境に、強烈にヘアメイクの仕事をしたい思うようになりました。そこで、ヘアメイクができる美容室を探し始め、タイミングをみて転職。映画撮影の現場に行ったり、多くの芸能人を担当したり、仕事はとても楽しかったです。ただ、経営が厳しかったのか、給料をきちんと頂けなくて。生活できなくなりそうだったので、週末にクラブへ行って集客したり、キャバクラのヘアセットや業務委託サロンでアルバイトをしたりしてしのいでいました。

業務委託サロンで働いた経験から出店を決意。2年で資金500万円を貯めたが…

業務委託サロンで働いたことが、僕が経営者になるきっかけの一つになりました。
同サロンは不動産会社が運営していて、経営のプロではあるけれど、美容師が働きやすい環境づくりに長けているかというと、そうではありませんでした。設備や報酬体系など、もっと美容師が働きやすい環境にすれば、働く人が幸せになり、幸せになった美容師はお客様も幸せにできるのに……そんなことを思っていました。

幸い、業務委託サロンにはお客さんが沢山きて、キャバクラのヘアセットと合わせると月30万円は稼げました。僕はこの複業生活を2年続けて約500万円を貯め、千葉に自分の店を出すことにしました。

店の売上は出だしから好調でしたが、その裏で、スタッフ二名の人間関係がうまくいかなくなりました。売上が落ちたのなら自分がプレイヤーとして働けば回復しますが、人間関係はそう簡単じゃない。結果として千葉の店を二人のうちの一人に任せ、もう一人には、新規出店した銀座店の店長を任せることにしました。

念願の都心店をオープンするも思わぬ展開でうつ状態に

都心への出店は、当時30歳の僕の夢でした。ですが、千葉での成功体験が銀座で通用するほど、サロン経営は簡単じゃありませんでした。そもそも家賃が違う。千葉店は15万円ほどでしたが、銀座店は4倍の約60万円。固定費を捻出するため、僕は千葉店と銀座店を行き来しながらプレイヤーとしても働きました。

また、人間関係がうまくいかなかった二人を千葉店と銀座店に離せば問題は解決すると思っていたのに、千葉店には新たな人間関係の問題がおきてしまい、僕はどうしていいか分からず、うつ状態になりました。でも、社長だから休むわけにもいかない。結局、千葉店は店長に買ってもらい、自分は銀座店に集中する形で、一度整理しました。

#前編をお読みいただき
ありがとうございました

 
美容師に憧れたきっかけから紆余曲折の若手時代。経営者を目指すきっかけとなる業務委託サロンで働いたのち、念願の自サロンオープンを果たしつつも精神的に病んでしまった状態からどのようにしてサロンビレッジ立ち上げに至るのか?
後編もぜひご覧ください。

すべての美容師が幸せに働ける場所。僕がサロンビレッジを作った理由【後編】

会社名
株式会社WBP 
SALON VILLAGE |サロンビレッジ
代表
山本豊
PRESS/Contact Us
info@willbplace.com

この記事が気に入りましたか?

Loading ... Loading ...

\皆さまの声が励みになります🎉/

 

 

 


Writer この記事を書いた人