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こんにちは!Fan.rayの河原です。
前々回のコラムではテナント物件について、そして前回コラムでは居抜き物件についてお話ししました。
今回は、美容室を「テナントで0から作る場合」と「居抜き物件で作る場合」の違いについて、5つの観点から比較したいと思います。
それぞれのメリット・デメリットがわかると思いますので、開業を考えて悩んでる方やいつかお店を持ちたい方は、ぜひ参考にしていただければと思います。
- 河原恭平
高単価サロンに5年勤めた後、横浜のサロンでフリーランスとして活動。その後、知人の紹介がきっかけとなり、雇われ店長として東京都町田市でサロンの立ち上げに携わる。現在は経営とサロンワークを手がける。2022年4月、共同経営で2店舗目となるFan.rayをオープン。
「テナントで0作る美容室」と「居抜き物件」のメリット・デメリット比較
1. 物件の初期費用のコスト面
【0から美容室を作る場合】
物件の初期費用+内装工事費+機材や設備費+初期投資の材料+工事期間の家賃(1ヵ月ぐらい)
【居抜き美容室の場合】
物件の初期費用+造作譲渡費+不足分の機材や設備費+工事期間の家賃(リフォーム工事の内容だと、期間も短い)
単純に、初期費用のみのコスト面で考えると、居抜き美容室の方がコストを抑えることができます。
0から美容室を作ってもらう場合と居抜き美容室で比較すると、居抜き美容室の方が半分のコストですぐ開業できる場合もあります。
しかし、居抜き美容室の造作譲渡でいただいた物は、あくまでも中古品になりますので、設備もある程度の老朽化していることを忘れないでください。
しっかり確認しないと、営業に支障がでる機材が老朽化で壊れたりするととんでもない出費になる場合もありますので、注意してください。
2. 物件の探しやすさ
【0から美容室を作る場合】
セット面数やシャンプー台数といった設備面や、駅から近い場所や自宅から近い場所といった立地面において、自分の条件に合う物件を探しやすいです。
【居抜き美容室の場合】
希望エリアで居抜き美容室の物件が出る頻度は少ないため、イメージしている理想の規模感だったり、出店したいエリアだったり、自分の理想とする美容室の物件を探しにくいことが挙げられます。
3. 物件の家賃
【0から美容室を作る場合】
テナント情報の数が多いので、家賃を抑えながら理想の条件に合ったテナント物件を探し出せます。
【居抜き美容室の場合】
そもそも居抜き物件は数が少ないため、理想よりもちょっと規模が大きかったり、更新頻度も少なかったりと、家賃のコスパ良い物件に巡り合う可能性が低いといえます。
4. 美容室のレイアウトのしやすさ
【0から美容室を作る場合】
テナント物件から作る美容室は、色々なレイアウトがしやすく、ある程度の配置もイメージ通りにしやすいです。
【居抜き美容室の場合】
居抜き美容室の場合は、レイアウトを大幅に変えることが難しいことが多いようです。
リフォームはできても、物の配置等は前の美容室に近いレイアウトになるかと思います。
5. 店舗のブランドイメージ
【0から美容室を作る場合】
テナントで0からの場合は、近隣への認知度も0からスタートとなります。
【居抜き美容室の場合】
居抜き美容室の場合は、良くも悪くも前の美容室のイメージが残っている場合も多いようです。
良いイメージの場合は前の美容室の顧客が来店される場合もありますし、悪いイメージですと新規オープンでも客足が遠のいてしまいます。
最後に
今回は美容室を「テナントで0から作る場合」と「居抜き物件で作る場合」の違いについて、5つの観点から比較してみました。
いずれにしても、一人暮らしの賃貸契約とは違って、申し込みの早い順でなく、申し込みした方々で審査にかけられることも多いので、物件がとられてしまうことも多々あります。
あなたに合う物件がいつ出るかわかりませんので、毎日物件の情報を更新しながら探してみてくださいね。
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Writer この記事を書いた人
高単価サロンに5年勤めた後、横浜のサロンでフリーランスとして活動。 その後、知人の紹介がきっかけとなり、雇われ店長として東京都町田市でサロンの立ち上げに携わる。 現在は経営とサロンワークを手がける。2022年4月、共同経営で2店舗目となるサロン、Fan.rayをオープン。