マツエクの持ちに影響あり!施術時に「ぬれ性」の確認はできてる?
#まつげエクステの資格
マツエクの商材メーカー・松風が資格問題を出題✍️基礎知識を身につけて、施術トラブルを回避しませんか?今日暗記したいノウハウは、「マツエクのぬれ性について」です✨
- 問題
- まつげエクステの装着時にグルーの「ぬれ性」を意識することは接着性を予測する上で重要な知識のひとつです。はじきやすい被着体は接着性能が低下する傾向にあります。まつげエクステの「ぬれ性」に関して以下の説明文で誤っているものは次のうちどれでしょう?
- 人工毛の素材であるPBTは「ぬれ性」が悪くはじきやすい
- 地まつげは水分率が高く人工毛の素材であるPBTに比べて「ぬれ性」が良い
- 地まつげは皮脂付着量、汚れ(他の物質)の付着があっても「ぬれ性」が低下することはない
- 「ぬれ性」とは接着しようとする材料(被着体)とグルーとが十分に接触し、分子間力が働くことをいう
- 「ぬれ性」が悪くはじきやすいと、グルーの接着強度に影響する
- 答え
- 3
地まつげは皮脂付着量、汚れ(他の物質)の付着があっても「ぬれ性」が低下することはない
松風からの解説☝️
人工毛(PBT)に比べ、地まつげは親和性・親水性が高いのでグルーとの相性が良く、なじみやすいです。したがって、地まつげは”きれいな状態であれば”「ぬれ性が良い(相性が良い・はじきにくい)」被着体です
皮脂や化粧品などの汚れ(落としきれない微量の油分など)が地まつげの表面に蓄積されている場合は、地まつげでもぬれ性が悪くなります。グルーと油分は相性が悪いので、地まつげがグルーをはじきやすい状態になってしまいます。グルーをはじきやすい(ぬれ性が悪い・相性が悪い)被着体は一般的に接着性能が低下する傾向にあります
人工毛(PBT)は、製品劣化防止・加工後の形状を維持するため、水分率が極端に低いからです
人工毛(PBT)に塗布したグルーの形状を水平方向から観察しましょう。人工毛(PBT)の表面に対して、グルーが広がっていれば「ぬれ性が良い」、丸く球状になっていれば「ぬれ性が悪い」ということになります。ぬれ性の程度を定量化する「接触角」を利用すれば、ぬれの状態を0度から180度までの角度の値で表すことが可能です
今日の接客ポイント💡
お客さまのまつげにエクステを装着する際に“すべる”ような感覚や“はじく”ような感覚があるまつげに遭遇した経験がある場合、上記の解説を理解しておけば、装着する前には必ずお客さまのまつげをキレイな状態にする(クリーンアップ)必要があることがわかりますよね。
目元を清潔な状態にして、敏感な目元に万一にも雑菌が繁殖しないよう予防することも目的のひとつですが、皮脂や化粧品などの汚れ(落としきれない微量の油分など)が地まつげの表面に蓄積されると持ちが悪くなってしまう傾向にあるので、それを回避するためということも目的であることを覚えておきましょう。
※本記事は株式会社松風が責任もって制作し、株式会社松風の編集方針に基づいて編集されています。記事に関するお問い合わせは上記にご連絡いただけますと幸いです。
Writer この記事を書いた人
松風はサロンで安心してお使いいただけるプロ用まつげエクステ商材の専用メーカーです。安全性を最優先に考えた製品の開発と知識技術向上のための情報提供を行っています。1人でも多くの方に最高の笑顔をお届けできるよう、商材売上No.1メーカーの責務として、アイメイクやまつげエクステの環境改善とファン層の拡大に率先して取り組んで参ります。