『#集客ノート』を参考に、ページの〇〇〇をなくしてお客様の年齢層拡大に成功!
韓国でヘアスタイリングを学び、帰国後は「韓国スタイル」のスペシャリストとして活躍している、福岡県福岡市「abilita(アビリタ)」のスタイリスト、中山あずささん。韓国スタイルにこだわった経緯や成果、日本のトレンドとの違い、ミニモで単価を上げる方法などについて聞きました。
―ミニモを使い始めたきっかけは?
前に働いていた店で、モデルを募集する目的で使い始めました。その後、韓国の美容室で2年ほど働いて、帰国後、今の店「abilita」でもミニモを使うことにしました。「abilita」ではジュニアスタイリストからのスタートでしたので、最初は安い価格設定にして、スタイリストになった2020年4月から、値上げをしていきました。
いちばん安くした価格は、サロンオープン記念のときの、カット&カラーで¥2900です。1か月限定価格でしたが、50件のお客様にご利用いただきました。
この50件のうち20%のお客様が、¥7900に値上げした今も、リピートしてくださっています。
今も、ミニモだけで月に50件はご来店いただいています。そのうち、90%のオーダーが「韓国スタイル」です。福岡市には「韓国スタイル」を売りにしているスタイリストが複数います。そのなかでご指名いただけて、本当にうれしいです。
テレビで観る派手な韓国スタイルだけでなく、本場で観た、街を歩く普通の韓国人のスタイルも再現できる点が、お客様にお喜びいただけているのではないかと思います。
―韓国へ行かれた目的は美容師の勉強ですか?
結果としてそうなりましたが、最初は住むことが目的で、美容師の腕を磨くつもりで行ったわけではないんです。
美容師としてのスタートは、専門学校を卒業してすぐに働いた大阪のサロンからです。その前から、韓国アーティストのファンだったので、韓国が大好きで、住みたい気持ちが抑えられなくなって、移住しました。
実際に住んで、韓国のファッションやサロン事情に触れていくうち、韓国でスタイリングを学んで、日本で「韓国スタイル」を売りにしたスタイリストになりたい!と思うようになりました。
韓国の情報はオンラインをフル活用して日々収集しています
―韓国と日本のスタイルはどのような点が違いますか?
パーマのトレンドが違います。カラーは日本とそんなに変わりませんが、韓国では今、カラーに加え、根元パーマやデジタルパーマをかけるスタイルが流行りです。
韓国人と日本人では髪質が異なるため、韓国ではやっているメニューを、日本人の髪質にあわせて調整しながらスタイリングしています。韓国人の髪はパーマがかかりやすく、日本人の髪は、パーマが取れやすい。この感覚は、本場・韓国での経験で得たものです。
―韓国のトレンド情報は、どのように収集していますか?
新型コロナで海外へ行けなくなる前は、月に1回は韓国へ行っていました。今は、韓国に住んでいる美容師の友人と話したり、韓国のSNSやサロンのサイトをチェックしたり、韓国のYouTube を見たりしながら情報を得ています。
―「韓国スタイル」をアピールするために、ミニモでどのような工夫をしていますか?
アピールポイントに、韓国での美容師経験があることや、韓国トレンドに詳しいこと、韓国語が話せることなどを書き、本場で見てきた韓国スタイルを提供できるとPRしています。
また、メニュー名も工夫しました。以前は「カット」「パーマ」「トリートメント」など、シンプルなメニュー名にしていましたが、例えば「パーマ」は、「韓国風デジタルパーマ」に変えて、韓国風ならではのスタイリングができることをアピールしています。
絵文字をなくしてお客様の年齢層拡大と単価アップに成功
―『#集客ノート』のアンケート調査も参考にされたそうですね。
はい。『#集客ノート』は必ず読んで、参考にしています!
ミニモを使い始めた頃は、「韓国スタイル+絵文字」で可愛らしいページづくりをしていました。
あるとき、『#集客ノート』のアンケート調査記事に、「お客様の年齢が上がるほど、絵文字がないページのほうが好ましいと感じる」と書かれていました。その時点で、私のお客様は10代~20代前半、学生さんが多かったので、もっと上の世代の方にも来てほしくて、絵文字をなくしてみました。すると徐々に、お客様の年齢層が高くなっていきました。
20代後半~30代のお客様が増えたと同時に、学生世代のお客様は減りました。そのため、客数の増減はあまりありません。でも、年齢層とともに単価が上がったので、売り上げは伸びました。
韓国の情報はオンラインをフル活用して日々収集しています
―「韓国スタイル」で集客を増やすために、考えている施策はありますか?
海外からの旅行客が戻ってくるようになったら、韓国からのお客様に対応できるページにしようと考えています。具体的には、文章に「短時間でできる」「韓国語対応」「旅行案内可」「カード使えます」のように、旅行中に立ち寄れることをアピールしようと思います。
韓国の都心では、カラーは¥8000程度、パーマは¥15000程度します。そのため、私が提示しているカット&カラー¥7900でも、安く感じてもらえます。しかも日本には、韓国ではあまり体験できないヘッドスパもあります。日本旅行中に美容室へ行く韓国の人、割といるんです。
もちろん、日本のお客様、韓国スタイル以外をご希望の方にもお喜びいただけるよう、日々勉強は続けていきます。
編集後記
自分の「好き」を強みに変えてく、柔軟性を持つAZUSAさん。
韓国の現地ならではのヘア事情も把握され、帰国してからもトレンドを常にアップデートされている情報力は、担当したお客さまがまたお願いしたくなる大きな理由のひとつだと思いました。
また、掲載ページの絵文字をうまく使い、単価アップに繋がったお話しはミニモスタッフ一同、大変嬉しいニュースでした!