運命の出会いで美容師からアイデザイナーへ転身。個人サロンを始めたら収入3倍に!
自分時間で働いて毎月50万円以上を継続中!ミニモがあれば独立後も集客の心配なし
東京・神楽坂でプライベートスタイルのアイラッシュサロンを営む栗原静さん。現在はアイデザイナーとして活躍中ですが、もとは美容師でした。美容師からアイデザイナーへ転身した経緯や個人サロンのメリット・デメリット、そして気になる収入について、詳しく聞きました。
―現在はアイデザイナーとしてご活躍ですが、もとは美容師だったそうですね。
美容師だった約4年半の中で心身ともに疲れてしまって、いったん休むために、勤めていたサロンを退職しました。今後も美容師を続けるか悩んでいたある日、知り合いの家族が経営するアイラッシュサロンのモデル(モニター) を頼まれました。サロンへ行ったとき「もうすぐスタッフが1人辞めるから、栗原さん働いてみない?」と言われ、アイデザイナーにトライしてみようと思いました。今思えば、これが運命の転機でした。
―アイデザイナーの技術や知識があったのですか?
いえいえ。あるのは美容師免許だけでした。ただ、もし美容師を辞めてもアイデザイナーなら美容師免許と技術を活かせますし、新しい世界へ飛び込みたい気持ちもあったので、転身を決めました。
運命の転機をくれたサロンに就職し、2カ月ほど練習を重ねてデビューしました。アイデザイナーとして新たな道を進み始めてしばらく経ったころ、家の都合で引っ越しが決まり、勤務先が遠くなってしまいました。オーナーに相談して正社員からパートタイマーに変更してもらったのですが、シフトの関係で働けない隙間時間ができるようになりました。
もう少し働きたいー。そう思った私は、自宅の一部をサロンに改装し、サロンのパートを基本にしながら、空いた時間に自宅サロンで接客し始めました。
サロンを中心に働き続けて2年が過ぎたころ、再び引っ越すことになり、地元の神楽坂へ移りました。サロンに通える場所になりましたが、このときすでに自宅サロンのお客様も増えていたので、自宅サロンをメインに働くと決めました。オーナーも理解をしてくださって、独立後もときどきヘルプで呼んでもらっています。
週休2日でも集客は毎月150件!頑張れば200件も可能だけれど無理せず長く続けたい
―個人サロンの運営は集客が大変では?
それが、美容師時代から使っていたミニモに助けられ、おかげさまで集客はまったく苦労しませんでした。
美容師のときはモデル募集に利用していて、アイデザイナーになってからは集客ツールとして使っています。独立当初の集客数は月20件ほどでしたが、当時はサロンの接客数も多かったので、ちょうどいい件数でした。
そこから徐々に増え、現在は月150件ほどになりました。頑張ればまだまだ増やせますが、個人事業主は自分しか働き手がいないので、長く続けるためには無理をせず、あえて頑張りすぎないよう心掛けて、きちんと週1~2回の休みをとるようにしています。
―月150件でもじゅうぶんすごいです!売上はすべて自分の収入ですから、けっこうな額になりますね。
そうですね。会社員時代の3倍以上になりました。ここから仕入れや光熱費などの経費を差し引くことになりますが、それでも会社員時代より収入はかなり増えました。最低でも月50万円を切らないように意識しています。
―独立にあたり、経理は勉強されましたか?
正直、経理面は実践しながら覚えています。確定申告も、親に聞いたりネットで検索したりしながら済ませました。確定申告はネットでできますし、間違っている部分は画面に指摘が入るので、指示に従いながら入力すれば、初めてでもなんとかなります。と言いながら、初回はe-tax(国税のネット申告システム)のパスワードを何度も間違えてロックされ、結局は税務署まで行って申告しましたが。(笑)
―独立して良かったことは?
自分時間で活動しながら仕事量を調整でき、無理をしないで会社員時代より収入を得られるようになったことは、メリットだと感じています。
それより何より、一番うれしいのは、お客様がみな私に会いに来て下さると確信できることです!
私一人しかいないサロンなので、もし私が気に入らなければ、二度と来ませんよね。逆をいえば、リピートしてくださるお客様は間違いなく私のファンになってくださったということです。
近所だからでも店のファンでもなく、私を頼って来てくださる人ばかりという環境は、アイデザイナーとしての自信になりますし、お客様との信頼関係がより深まります。信頼関係を感じられると、思いきった提案もしやすくなり、結果、満足度につながっていると思います。
編集後記
その時々のライフスタイルに適した柔軟な働き方をされている栗原さん。
まさに今どきの女性の働き方だなぁとお話を聞いていて思いました。
お客様の満足度が上がることで信頼関係が深まり、思い切った提案もできる。まさに集客力の要となるプラスの連鎖ですね。
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