ミニモの活用でスタイリストの技術とモチベーションが大幅アップ。その理由は?
東京都町田市にあるサロン「fan.(ファンドット)」。代表でスタイリストの河原恭平さんが前オーナーから店を引き継いだ頃、経営は厳しく、閉店もやむを得ない状態でした。そこでミニモを利用し始めたところ、集客数は2倍になり、経営はすぐに黒字化。現在は2店舗目の出店も計画しているそうです。経営のV字回復にミニモがどのように役立ったのか聞きました。
ミニモの活用で「客が客を呼ぶ」サロンに成長
―ミニモはいつから使っていますか?
2017年の5月から使い始めました。当時は都内のサロンで働いていて、ミニモからの集客率が高かったので、現サロン「Fan.」の代表になってからも、使い続けています。
「Fan.」は元々、別のオーナーが経営していました。
なかなか新規顧客が増えないとのことで、2019年10月に、自分と、もう1人のスタイリストが建て直しを任され、サロンを買い取って共同経営を始めました。その時点では、ミニモは誰も使っていませんでした。正確に言うと、現オーナーの僕以外、誰もミニモを知りませんでした。
経営を引き継いだ当初は、前オーナーと同じく、新規顧客の獲得に苦労しました。サロンは路面店ではあるものの、駅から徒歩7分の住宅街にあるため、ご近所さん以外の地元の方に認知してもらうことが難しくて。引き継ぎから2カ月で早くも経営難に陥り、閉店も覚悟しました。
そこで前オーナーが、ある格安クーポンサイトに登録して新規顧客を獲得するよう、提案してくれました。そのサイトを調べてみたところ、手数料は売り上げの半分。これじゃあ、どれだけ集客しても利益になりません。そこで考えついたのが、手数料が1件660円しかかからない、ミニモの活用です。
―ミニモを使い始めて、来店は増えましたか?
それはもう、劇的に増えました!
ミニモを使い始めてすぐに、新規客が2倍になりました。ミニモからのお客様はリピート率も高いので、僕個人としては、今はもう、新規は月に10件もあれば手いっぱいです。店全体としても、6~7割がミニモでの集客で、残りの3~4割のお客様も、ミニモ利用のお客様からの紹介など、ミニモ経由であることが少なくありません。
また、お客様が増え、いつも店内が賑わっていると、これまで素通りしていたご近所の方が「人気店なのかな?」と気にとめてくださり、来店につながります。
「客が客を呼ぶ」とは、まさにこのことだと思います。
ミニモがあれば集客の心配がないことを確信したので、近々2店舗目を出店しようと思っています。
ミニモがスタッフのモチベーションアップに大きく貢献
―スタイリストさんは全員ミニモを利用しているのですか?
はい。アシスタントも含め、全員ミニモを利用しています。最初は誰もミニモを知らなくて、僕に言われるがままにアカウントを作っている感じでした。
実際に運用し始めると、これまで集客0件の日が度々あったスタイリストにも、指名してくれる新規のお客様が出てきました。するとスタイリストのモチベーションが上がり、僕が何も言わなくても、自らページを工夫したり、新メニューを加えてもいいか相談してきたりするようになりました。
ミニモを使い始めた当初は、店のブランドイメージや戦略の意思統一のため、ミニモ専用のミーティング時間を作っていました。でも今は、スタイリスト自らがミニモのメリットを実感し、積極的に工夫しているので、あえてミーティングをすることはやめました。必要なときに、時間をみてアイデアを出し合ったりする程度です。
ミニモの客層がスタイリストの技術向上につながった
―他にミニモの利用によって変化したことはありますか?
スタッフの技術が格段に上がりました。
ミニモを見てくるお客様は、トレンドに敏感な若い方が多いです。すると、スタイリストは必然的に、最新の情報、技術を学ぶようになります。また、それが習慣になるので、サロン全体が洗練されていき、さらなる新規集客につながります。
―高い技術を持つスタイリストが増えれば、2店舗目、3店舗目を出しても活躍してもらえますね。
新店舗で活躍してもらえるとありがたいですし、もしスタイリストが独立を希望したら、新店舗の共同経営者にするのもいいかなと思っています。
僕自身、学生時代は、大学へ行って経営を学ぶか、美容専門学校に通ってスタイリストになるか、迷ったんです。経営を学んで経営者になるより、スタイリストになって自分の店を経営するほうが将来をリアルに描けたので、スタイリストになりました。
そして「将来は自分の店を持ちたい」と言っていた僕を、「fan.」の前オーナーが経営者にしてくれました。
だから僕も、自分の店を持ちたいスタッフにはサポートを、店長として頑張りたい人にはその道を作ってあげたいと思います。
「Fan.」に関わったスタッフみんなが、いろんな働き方を選べ、ずっとファミリーでいられる。それが僕の願いであり、役割です。
編集後記
自分のお店を持ちたい人には、過去の常識に囚われず、一緒に新しい選択肢を考える。
そんな、新時代の”イマ”っぽいオーナーの河原さん。
もしかしたら、これから主流になっていくのかもしれません。
新しいものを取り入れ、時代に合わせ常に変化していく姿勢は、とても勉強になりました!