「ミニモからのお客様は再来もミニモから」を徹底する理由とは?
ミニモ運営事務局が提供する集客ノウハウを有効活用したところ、常に「おすすめ順」の上位に表示されるようになった、埼玉県越谷市(こしがやし)のサロン「Agost hair」に所属するフリーランス・スタイリスト、秋山幸太(あきやま・こうた)さん。おすすめ順上位に表示されるためのコツや、リピート率を高めるための秘策をお聞きしました。すぐに取り入れられる具体策が盛りだくさんです!
―ミニモはいつから使い始めましたか?
2014年頃から、カラーモデルの募集をするために使い始めました。当時、ハイトーンカラーが流行り始めたのですが、ブリーチの技術に自信がなかったため、腕を磨く目的でモデル募集していました。スタイリストになってからも3年くらいカラーモデルの募集を続け、自分の中で「自信を持って提供できる!」と確信を得た段階で正式メニューにしました。
―自信となった基準は何ですか?
なぜ想定通りのカラーにならないか、その理由と回避方法が分かるようになったとき、「もう大丈夫」と思いました。お客様が望む色味に仕上げるためのブリーチの明るさの調整や、髪ダメージとの兼ね合いを見極められるようになったことで、おおよそ想定通りのカラーを実現できるようになりました。
お客様が望むカラーに仕上げるために始めたスタイル画像の「検索返し」
お客様が望む色にするために、もう一つ実践していることがあります。それは、お客様のイメージする色と僕がイメージする色が同じか確認する作業です。人それぞれ色の見え方は異なるので、同じスタイル画像を見ても、お客様と僕とで見えている色が違うことがあります。
お客様が「こんな色にしたい」とスタイル画像を持参したら、「どんな色名で検索しましたか?」と尋ねます。例えば「ピンクベージュ」と答えたら、僕も「ピンクベージュ」で検索して、僕がイメージするピンクベージュの仕上がりを見せて「こんな色ですか?」と確認します。こうすることで、イメージする色を一致させることができますし、お客様が答えた色名は、好きな色味を知る手がかりにもなります。
もとはブリーチへの苦手意識から始めたハイトーン修行ですが、やればやるほど思い通りの仕上がりに近づくことが面白くなり、今では得意メニューになりました。フリーランスになった今でも、まだ経験数が足りない派手髪のモデルを募集しています。
「再来はミニモから」がおすすめ順位アップのコツ
―ミニモで集客するための工夫があれば教えてください。
ミニモの座談会に参加したときに知った、ミニモが情報提供している「おすすめ順を上位にするための基準」を常に意識しています。予約枠をなるべく空けること、分かりやすい掲載内容、顧客満足、そしてミニモからの再来率アップ、この3つです。
新規集客はミニモで、再来はSNSやサロンサイトに促す手段もありますが、僕はあえて再来の予約もミニモに絞り、ミニモのおすすめスタイリストとして上位にいることを選んでいます。
管理画面に再来率が表示されるようになったタイミングで意識し始めて、最近は越谷駅エリアのおすすめ順では常に上位に表示されるようになりました。
―再来してもらうための接客の工夫はありますか?
接客全体を丁寧にすることは当然として、さらに意識しているのは、お客様の個性に合わせて次回来店時期をアドバイスすることです。お客様によって、まめに手入れしたい人や、なるべく髪に手間をかけたくない人など、感覚がさまざまですよね。みな同じように「次回は〇カ月後がいいですよ」と言うと、それがストレスになる人もいます。
僕は、ある程度の目安時期を伝えつつ「気になったら来てください」と言っています。気になるタイミングは人それぞれなので、お客様は自分が納得いくタイミングで次回の来店を決めることができます。
―とても具体的な対策ばかりで勉強になります。スナップフォトにはどんな工夫をしていますか?
お客様がスタイル画像をご自身のスマホで見せてくれる時、「意外と暗めの照度で見ているな」と思います。そのため、暗めの照度でもより正確な色に見えるよう、色調整ではなくホワイトバランスで明るめに調整しています。
―メニューに「就活&実習対策フェイクブラック」や「縛って隠せるインナーカラー」など、技術名の前にひと言加えていますが、どのような理由からですか?
お客様に「私に必要なのはこのメニュー!」と思ってもらうためです。お客様は事務的に美容室に来るわけではなく、何かしらの理由を持ってきます。黒染めする理由は就活だったり、インナーカラーにする理由は、派手色にしたいけど職場では隠したいからだったり。「黒染め」「インナーカラー」などの技術名だけでは、どれが自分の希望に合うメニューか分からないと思い、理由に合わせたメニュー名にしました。
「都内に行かなくても秋山がいるから大丈夫」と言われるスタイリストになりたい
―ミニモ集客での平均単価が常に1万円以上なのは、ハイトーンなどカラーメニューのオーダーが多いからですか?
確かにカラーのオーダーは多いですが、僕はフリーランスで接客がマンツーマンなので、安くして数を稼ぐのではなく、1件の内容を充実させて単価が高いメニューを提供していることが主な理由だと思います。
最初はカラー4千円、ブリーチ1万円くらいでしたが、徐々に上げていき、今はカラー6千600円、ブリーチ1万4千400円にしています。
ものは試しで「デザインカラー好き放題プラン2万6千円」というメニューを作ったのですが、思った以上にオーダーが入ります。
―価格を上げるタイミングって難しいですよね。
そうですね。僕の場合は、リピートや口コミでの良い評価が増えてきたタイミングで上げています。もちろん、単に値上げするだけでなく、価格に見合う薬剤にしたり、トリートメントのグレードを上げたりして、よりよい仕上がりになるよう努力しています。
―今後のミニモの活用法で何かプランはありますか?
僕はもともと独立した時の集客の練習も兼ねてミニモを始めたんです。今こうしてフリーランスとしてミニモを有効活用させてもらっています。ミニモの口コミ投稿のおかげで、僕は「越谷で安心してカラーを任せられるスタイリスト」のポジションを得つつあります。今後は、「都内に行かなくても秋山がいるから大丈夫」と言われるスタイリストを目指して、努力と工夫を続けていきます!
編集後記
穏やかで優しい雰囲気の秋山さん。
ひとつひとつ丁寧にインタビューに答えてくださるその姿勢は、普段どんな接客をされてるのかを感じ取れました。
きっとお客様も安心して、秋山さんにヘアスタイルをお任せしていると思います。
接客人の鑑と思わせる考えや向上心など、お話を聞いている私たちも身が引き締まる思いでした!
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