まぐちか式💖ネイルサロン開業メソッド
まぐちかおりさんからネイルサロン開業の成功秘話を聞く連載企画。今日は「自サロンを他サロンと差別化するには?」がテーマです💡
- まぐちかおり
美爪研究所・Grand Maxのオーナーで、『東京タラレバ娘』の香の実在モデル。ネイリストとして企業セミナーに登壇するなど、サロンワーク以外でも活躍の場を広げている。
他サロンとの違いはどう見出せばいい?
当時のネイルサロンは、サロンで雑貨の販売も一緒にやっているところはなかったんですよ
どうしてネイルサロンで雑貨を扱うことにしたんですか?
アクセサリーとかバックとか、雑貨が好きだったのもあるんですけど、他のサロンでは取り扱ってないものを売らないとダメだと思ったんです
たしかにネイル関連の商品を販売しているサロンさんはたくさんありますけど、雑貨は珍しいですね
お店が駅からちょっと遠かったので、近くのショップと同じだと意味がないと思って、ネイルと関係しているものだけじゃなくて、日本にはないものを雑誌とかネットで調べて、そこの商品を仕入れました
なるほど、そうやって他サロンが提供している価値とは違う価値を見出していったんですね
とにかく自分が好きなことじゃないと続かないと思って、ネイルと好きなものを組み合わせたいって思ったんですよね
違いを実現するためのアプローチ方法は?
サロンワークと雑貨販売の比重はどれくらいだったんですか?
半々ぐらいですね
それってサロン経営をしながら雑貨店を同時オープンしているのとほとんど同じですね…!販売の経験がおありだったんですか?
ネイルスクールを卒業後、とあるネイルサロンで働いていたのですが、そこで働きながら、雑貨の仕入れとか値付けとかも覚えるために銀座のアクセサリーショップでも働きました
技術向上と同時に、雑貨を販売するための経験も積んでいたんですね…!
お店を出すってどうしたらいのかわからなかったから、片っ端から本を読んで、著者の人に会いに行って(笑)
実際の経験だけではなく、知識をつける座学もされていたということですね
そしたらその人がスクールをやってるってことがわかったので、雑貨とかのショップを開くための学校にも通いました
行動力がすごすぎます…!その学校では具体的にどんなことを学ばれたんですか?
企画書を作ったり、収入を予想して計算したりですね
開業前にサロン経営の土台づくりをしっかりされていたんですね
ネイルスクールに入ったときから自分には開業するっていう目標があったので、大きい模造紙を買ってきて、いついつの検定は絶対に取らないとだめだから…と逆算して計画を立てて作って、その通りに動いていきました(笑)
準備って「どこまでやるべきか」を決めるのが難しいと思うので、具体的なスケジュールを立てるというのは良さそうです
検定を1級までとったら実際にネイルサロンで働いて仕事を覚えないとと思っていたんですけど、2年働いたらやめますって宣言して(笑)。実際に仕事は2年間でやめて、それから物件探しに入りましたね
お客さまが他サロンとの違いに恋した理由は?
まぐちかさんは軸がブレないと言いますか、目標に対するアクションが明確ですよね。お客さまに来てもらうためにこだわったことはありますか?
そうですね、たとえばお店に置く商品は自分が使ったことがあるもので、その商品の良さが伝えられるものしか置きませんでしたね。「本当にいい!」って思ってないと良さを伝えることができないですしね
その想いはお客さまにダイレクトに伝わりますもんね
使ったことのないものを大事なお客さまに勧められないって思ってました。そういうこだわりもあってか、最初はネイルより物販の方が好調だったんです
そうだったんですね!それは意外です
1ヶ月に1回ぐらい来てくれるお客さまも増えてきたので、目新しいものを置いておかないとなと思って、ちょっとずつ変えながらやってましたね
リピーターをもてなすための工夫を日常的にされていたんですね
お店で取り扱っている雑貨をすごく気に入ってくれる人は、「これを選ぶオーナーさんはきっと可愛いネイルにしてくれるだろう」って勝手に思ってくれて、ネイルに来てくれるようになるんですよ。で、ネイルやる、みたいな
お客さまとまぐちかさんの信頼関係はそこにあるんですね!それはすごい!
そこの関連性にはあとから気づいたんですけどね。自分のセンスを見せるには、ネイルのデザイン以外を見せるのもありなのかなって
今日のまぐちか式メソッド💅💕
- まずは他サロンがやっていないことを探してみる
- 差別化するための勉強を怠らず、計画的に行動する
- 技術以外のことほど手を抜かない!
サロンの差別化は、「他サロンと違うことをすることによって、お客さまにどのような価値を提供できるか」を考えるところにヒントがありそうです👀✨