コロナ禍で変わった郊外サロンへの風向きを上手くつかんでファン獲得
美容師歴4年目ながら、すでにスタイリスト歴1年という、東京都二子玉川(ふたこたまがわ)にあるヘアサロンCEINE+(セーヌプラス)の神谷あかねさん。キャリア4年目でスタイリストになれた理由のひとつに、ミニモの活用があったと言います。
―ミニモはいつから使っていますか?
CEINE+で働き始めた、2019年11月からです。その前にいたサロンではミニモは使っていなくて、私もミニモを知りませんでした。CEINE+では、店長がミニモで集客していて、使ったほうが絶対にいいと言われて始めました。
使い始めてみると、予約してくださったお客様から「ミニモだと予約しやすいから助かる」という言葉をもらうようになりました。お客様にとっても嬉しいアプリだと実感しています。
ミニモを使い始めた頃はアシスタントだったので、カラーモデル募集用にしていました。CEINE+は、目標の売上金額に到達するとスタイリストデビューできる仕組みで、そのために店を挙げてバックアップしてくれる環境です。
例えば、アシスタントでも、平日の営業時間内に自分のお客様の予約が入れば、自分のお客様を優先していいことになっています。
一日でも早くスタイリストになるためにCEINE+に転職した私は、ミニモを使って、とにかく売上目標を達成するために集客しました。そしてCEINE+で働き始めて約1年経った2020年12月、売上金額が目標を達成して、念願のスタイリストデビューとなりました。
―美容師キャリア3年でスタイリストになって、不安やとまどいはありませんでしたか?
CEINE+では「アシスタントもスタイリストもお客様に対する責任は同じ」と日頃から言われているので、意識の面では、アシスタントとスタイリストでの変化はありませんでした。もちろん、技術や経験はまだまだこれから積み重ねないといけませんが。
自分の得意技術のファンをつかむページづくりのコツとは
―アシスタント時代とスタイリストになってからとで、ミニモの使い方は変わりましたか?
すごく変わりました!アシスタントのときは、売上目標達成のため、とにかく集客数を増やすことだけを考えていました。ページの更新頻度を上げれば、検索一覧の『新着順』への露出が増えると店長に聞き、時間さえあれば更新しました。また、お客様のご来店から1カ月後に送られるリピートメッセージの存在を知らなかったのですが、他のスタッフが利用しているのを知って、すぐにメッセージを送る設定をしました。
それらは今も続けていますが、スタイリストになってからは、もっとメニューやアピールポイントなど、ページの中身に注力するようになりました。
スタイリストデビューが近づいてきた頃から少しずつ、自分のセールスポイントが分かるページづくりを心がけるようになりました。例えば、私は何が得意なスタイリストが分かるよう、名前の前に「暖色カラー」という言葉を入れました。私はブリーチなしのカラーリングが好きなので、全体的に、ブリーチなしのカラーが得意だと分かる雰囲気のページにしています。その成果か、派手なカラーリングを好まないお客様がファンになってくださいました。
また、私のお客様は「きれいになった髪は写真に撮りたいけれど顔出しは苦手」という傾向があり、私も同じタイプで気持ちが分かるので、スナップフォトの写真は、髪がメインで顔は表情がギリギリ分かるくらいしか見えない角度で撮影するようにしています。細かいことですが、この感覚に共鳴して私を選んでくださるお客様は少なくないように思います。
コロナ禍で郊外サロンへ集客の風が吹いた
―コロナ禍で集客に変化はありましたか?
当店がある二子玉川エリアやその近辺にお住まいのお客様で、コロナ禍前は表参道などの都心サロンに通っていた方の来店が増えました。最初はコロナ終息までの一時しのぎだったかもしれませんが、最近は「遠くのサロンへ通わなくても、近くでオシャレなサロンがあれば近所でいい」という認識に変わっているように思います。
来店されるお客様の変化もミニモのページづくりに生かして、さらなる集客力アップにつなげたいです。それとともに、私や他のスタッフが工夫してきたミニモの成功ポイントを後輩スタッフに伝えて、みんなが売上をアップできるようにしたいと思います。
編集後記
スタイリストデビューの前と後で、ミニモの使い方がどう変わったかお話しをしてくれた、神谷さん。
アシスタント時代からもプロ意識はしっかり持ちながら、スタイリストになっても、更に自己研鑽を積まれる姿はこれからの美容業界を担う頼もしい存在だなと思いました。
コロナ渦がきっかけで郊外のサロンも盛り上がりをみせ、これからどう発展していくのかもとても楽しみです。