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マツエクサロンの集客
2020.11.12

オープン集客にミニモ活用で1日40件!大阪の凄腕まつエクサロンオーナーを直撃TITI&MERO【オーナー編】


オープン集客にミニモ活用で1日40件!大阪の凄腕まつエクサロンオーナーを直撃

「なぜお客様はサロンに通うのか」その答えをヒントにした店づくりで、オープンから5年間人気順 ※1 上位をキープ!


麻生えみさん(左)/中園まゆみさん(右)

 

華やかな美容業界に憧れて大阪で念願のサロンをオープン

―「TITI&MERO」はいつ頃スタートしたのですか?

麻生えみさん(以下、敬称略) 南船場のマンションで個人サロンとして始めたのが今から15年前なので、2005年です。この時はまつエクだけでなく、脱毛やエステなど、トータルビューティーサロンとして営業していました。

中園まゆみさん(以下、敬称略) 私は当時、エステティシャンとして同店で一緒に働いていました。私達は学生時代からのつきあいで、美容師に憧れて広島から大阪へ、一緒に出てきました。「いつか美のお城を建てたい」みたいな夢があって。美容専門学校に行っていたおかげで、髪以外の技術も提供できたので、「キレイになれる総合サロンをやりたい」と思い、できることは何でもやっていました。

―トータルビューティーサロンからまつエク専門サロンに移行したきっかけは?

麻生 マンションの1室サロンからちゃんとした店舗に移行するとき、設備投資や営業面で、ひとつの技術に専門特化したほうがいいと思いました。はじめは脱毛サロンにしようと考えましたが、ちょうどその頃、医師免許の有無が問われるようになって。医師免許が無くても営業はできますが、さまざまな制限が出てくることは目に見えていたので、店舗展開には不利だと判断しました。次に考えたのが、当時はまだ店舗数が少なかったまつ毛エクステのサロン。まつエクも後に美容師免許が必要になりましたが、私も中園も美容師免許を持っていましたので、結果まつエクサロンにして正解でした。

 

練習モデル募集から始めたミニモ。単価アップした今でも旗艦店集客の8割を占める

―2011年、南船場に出店後、2015年に同店を心斎橋店としてリニューアルオープンし、2020年までの5年間で、大阪の一等地に5店舗を展開するまでに成長。サロン飽和状態とも言われる時代に、すごい躍進ですね。どんなテクニックを使われたのでしょうか?

中園 実は、店の成長にミニモは欠かせない存在でした。オープン時は、とにかく集客しないといけないですし、まだ高単価を取れる信用もない状態で、かつスタッフの経験も少なかったので、ミニモで練習モデルを募集したり、プチプラ目当てのお客様用メニューを提供したりしていました。

麻生 練習モデル用の無料メニューをアップしたら5分で完売とか、よくありましたよ。

中園 3日間、ミニモのお客様だけで心斎橋店の1日限界数40席がいっぱいになったりして、さすがにそれは(売上的に)ヤバイ!って、無料メニューを中断したりもしました。

―それだと薄利多売で、経営的にはあまり良い流れではないのでは?

中園 それが、無料とプチプラメニューのアクセス数がよほど凄かったのか、6カ月くらいずっと、ミニモの総合人気順 ※1 がトップになり、それが信用になって、練習モデルの募集をやめたり値上げしたりしても、ちゃんとお客様がついてきてくれるんです。心斎橋店は、単価を上げた今でも、予約サイトご利用の方の約8割がミニモ経由です。

―マツエクメニューの人気順 ※1 ではなく、総合の人気順 ※1 で6カ月トップですか!?それはすごいですね。その状態から値上げに踏み切ったとき、集客数や売り上げは保てたのでしょうか。

中園 価格を上げると、一時的に2~3割は新規客数が減少しますが、8月や12月といった繁忙期に回復し、そこからリピーターが生まれれば元に戻ります。なので、値上げが必要なときは、繁忙期の少し前に実施するようにしています。ただ、幾らでも値上げしていいわけではなく、せいぜい200~300円程度。500円上げるとかなり客数が減少しますね。

パッと見て「可愛い!このサロンに行きたい!」と思ってもらうことが大事

―値上げのタイミングをはかったり、練習モデルを募集したりすることは、失礼ながら、他のサロンも実践しているテクニックだと思います。そのなかで「TITI&MERO」が常に人気順 ※1 の上位でいられるのには、やはり他にはない“何か”があると思うのですが。

中園 “何か”にあたるかは分かりませんが、常に意識していることは「直観的な可愛さ」です。本当は、高い技術力をもっと全面に宣伝したいんです。でもそれを言葉や写真で説明してもお客様には違いが分からないですし、なによりオシャレじゃない。美容サロンって、キレイになりたくて通う場所ですから、自分が通うお店はオシャレ可愛くあって欲しいと思うんです。だから技術を推したい気持ちをぐっとこらえて、お客様に「可愛い」と思ってもらえるヴィジュアルづくりをしています。技術は、来てもらえばきっと分かってもらえます。来てもらうためには、行きたいと思ってもらえるような、入り口(サイトやアプリ)の雰囲気づくりが必要です。

―「可愛い!このお店に行きたい!」と思ってもらえるページづくりと、来店すれば納得の技術力が、多店舗展開へと繋がっているのですね。スタッフの技術面は、どのように向上させているのですか?

麻生 可愛くてオシャレなサロンは、いつも最新でハイセンスな場所だと思っているので、私達のサロンでは、新しい商品や技術が出たら、真っ先にメニューに取り入れるようにしています。なるべく早く導入するために、スタッフは日々、一生懸命練習します。この繰り返しが、絶え間なく技術を磨くことに繋がっています。

中園 でも、私達はあまり指導しないんです。とても優れたスタッフばかりで、自主的に覚えて、上手になってくれて。お店が目指す「可愛くてオシャレなサロン」も守ってくれるので、うちで働きたいって来てくれる人もたくさんいて。本当にスタッフに恵まれていますね。

―スタッフの採用で心がけていることはありますか?

中園 自分と感性が似ていて、誠実な人を選んでいます。感性が近いと、細かく言わなくても分かりあえますし、そのぶんスタッフの自主性に任せられるので、お互い仕事がしやすいと思うんです。美容の世界は華やかですが、稼ぐのは難しいのが現状。多くのスタッフが、仕事を楽しみながらしっかり稼げるシステムを構築するのが、これからの計画のひとつです。

―今でもなるべく現場にいるよう心がけているという中園さんと麻生さん。お二人とも美容と接客が大好きで、「皆が美しくなれる可愛いお城を建てる」という夢を持ち続けていらっしゃることが、多くのファンを獲得している一番の理由かもしれません。

※1 「人気順」はインタビュー時点の表記です。現在の検索結果表示についてはこちらをご覧ください。

 

編集後記

とびきり華やかなオーナーのお2人
本当に美容がお好きで、目をキラキラさせながら取材に答えて下さいました!
ハイセンスで「カワイイ」のは勿論、技術力の高さやトレンドにも目を光らせている姿勢は人気サロンたる所以を感じました。
現在は、スタッフが楽しみながらしっかり稼げるシステム構築を検討中ということで、美容業界を牽引されるお2人の更なる活躍がますます楽しみです!
それにしても皆さんお美しかったです。


オーナー麻生えみさん(左)/心斎橋店マネージャー山原由莉子さん(中央左)/京橋店マネージャー石原真利さん(中央右)/オーナー中園まゆみさん(右)


Writer この記事を書いた人